伊豆の国市「韮山反射炉」に行ってみた
今でも史跡として現存していて、尚且つ実際に稼働していた反射炉(金属を溶かす炉)は世界で1つ「韮山反射炉」しかありません。そんな貴重な遺構を見に行ってみることにしました。
ですが実は今回が初訪問ではなく小学校6年生の時に遠足で訪れたことがあるのですが、その当時は一切興味もなく鮮明な記憶もないため再訪問というわけです(笑)
■反射炉とは?
反射炉は金属を溶かす設備です。そうして溶かした金属(鉄)を使って昔は大砲・砲弾関連の製造に役立てらたようです。
(例)
※撮影訪問日:2014年1月20日
韮山反射炉のプチ紹介
なぜ上記の見出しをプチ紹介としたのかと言うと「構造・工程など…細かく説明するのが難しかったから」です。
なのでここでは具体的な構造や使用工程などの説明は省かせていただきます。気になる方は伊豆の国市公式サイトのコンテンツを閲覧するか、直接見に行ってみてくださいね。
■受付・事務所・展示室
受付は上記建物に入ってからします。とてもリーズナブルで大人の観覧料は100円(小中学生は50円)でございました。
またこの室内には反射炉に関する遺跡・写真等が展示されており、歴史的な知識をより深めることのできる空間にもなっております。
お堅い展示物の中にもゆるふわ系な展示物も発見!以下韮山反射炉PRキャラクター「てつざえもん」の塗り絵です。
こういった展示物を見ると保育園勤めをしていた頃を懐かしく感じさせます。
■韮山反射炉
受付・展示室から外に出てすぐに見えるのが高さ15.7mの反射炉が見えます。
拡大して見てみるとレンガ×鉄骨の頑丈そうな造りになっているのが分かります。
ちなみに安政地震(東海道の大地震)でも特に別条がなかったようですよ。
あとはこの反射炉の各部位ごとに構造・仕組み等の説明看板があるので現地でそれをご覧になって学んでみてくださいね。
他にも反射炉があるのに韮山反射炉が世界で唯一なワケ
記事の冒頭で言った「世界で1つ」という意味には理由があります。まずは伊豆の国市公式サイトに書かれている以下の引用文を見てみましょう。
実際に稼働した反射炉が残っているのは世界でもここだけです。
■理由
遺構としての反射炉は韮山反射炉だけではなく萩反射炉(山口県)がありますが、同じ反射炉でも大きく異なる点があります。
それは実際に実用炉として稼働していたのか、していないのか(萩反射炉は試験炉)の違いなんです。
とは言え、そういった差はあれどちらも重要な遺構なのは一緒なんですけどね。
■外観比較
※二分割写真の右:萩市観光協会公式サイトからの出典
建造物の外観として、韮山反射炉はデザイン面でも美しく、安定感のあるしっかりした造りが魅力的です。一方、萩反射炉の外観は歪(いびつ)なんですけど、また遺構らしさの味があってこれもまた同じ位魅力的です。
はる蔵が言いたいことは「価値はどうこう抜きとして、それぞれの魅力がある」です(笑)
韮山反射炉の周辺写真紹介
■みやげ館
■製茶工場
■食事処
韮山反射炉の世界遺産について
世界遺産国内推薦資産に選ばれた韮山反射炉ですが、富士山に引き続きホント実現してもらいたいものです。
ちなみにその結果は平成27年(2015年)7月頃分かるそうですよ。
しかし世界遺産になる前に認知度PRをもっと頑張ってほしいですね。だって…観光客の外人さんに聞かれて「反射炉…」みたいな反応しか出来ないのはいかがなものでしょうか?
きっと地元民に愛されてない観光用施設って思われちゃうでしょ。ってか俺…そもそも英語が大の苦手だったっけ(笑)
まぁ何はともあれ静岡県民・日本人が誇りと自信を持って「富士山、そして韮山反射炉があって静岡すげーいい所だぜ」とドヤ顔できるようにまずは周知度が欲しいものです。
桜の季節の韮山反射炉
桜の季節はより美しく韮山反射炉が見られるということで再度撮影に行ってきました。
撮影日は2014年4月1日です。
桜と反射炉のコラボはとっても映えます。
この時期の訪問は特にオススメです。また韮山反射炉から少し離れているのですが同市内にある「狩野川さくら公園」の桜も同時に見に行ってみてはいかがでしょうか。
感想・あとがき
各部位ごとに説明看板があったのですが、分かりづらい構造図と説明文ばかりで理解するのが困難でございました。
はる蔵みたいなバカな大人や子ども達にも分かりやすいように、イメージしやすいように具体的なイラストや映像を使うなりしてくれれば更に良いと思います。
お恥ずかしい話なんですけど…未だに反射炉の構造が理解できず、どうして鉄が溶けるのか何となく程度の理解しかできておりません(笑)
この場所の情報
- 名称:韮山反射炉(にらやまはんしゃろ)
- 所在地:静岡県伊豆の国市中268もしくは静岡県伊豆の国市中字鳴滝入268
- 駐車場:あり
- 駐車料金:なし(無料)
記事作成者:はる蔵
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